さて、
類は友を呼ぶ(境遇が近いヒトとは惹かれ合う)は間違ってはいない。
オキシトシン:
- 癒しホルモンとも呼ばれる。
- 本来は母親の母乳の分泌に不可欠なホルモン。
- 赤ちゃんを抱いた時などにも分泌される。
- 最近の研究でヒトとイヌが触れ合った時にも分泌されることがわかった。
オキシトシンは通常、同種間でしか分泌されない。なぜヒトとイヌではそれが起こるのか?それが両種ともに「ネオテニー」という生物学上の特徴があるからだ。
ネオテニー:
- 子供の特徴を持ったまま大人になる。
イヌはオオカミのネオテニーである。比較的穏やかなオオカミ同士を配合させ、それを何世代にも渡って繰り返すことで性格のまるいオオカミ、つまりイヌが生まれるのだ。番組では野性の獰猛なキツネをそのように品種改良的に育てることでヒトにも懐くイヌのようなキツネが紹介されていた(そういったキツネは頭蓋骨の前後が縮み、横に太くなる傾向がある)。
他にネオテニーの特徴を持つ生物はなにか?ネオテニーの特徴は好奇心旺盛、群れをなす。現在のヒトはまさにネオテニーの結果なのだ(原始人のネオテニー?)。つまりヒトもイヌもネオテニーであるが故に特別な関係である。らしい。
それではお先に~(失礼します)。