さて、
自然の造形美と独特な文化。
(登録理由)
ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群
〜 奇岩の絶景 ナゾの地底都市1985年登録トルコ
自然の造形美
ギョレメ国立公園とカッパドキアと言えば「キノコ岩」なのだ。本気を出したミーミン谷のニョロニョロのように所狭しと生えている。しかし、大きさはかなりなものでMAX30m級のもあるらしい。そこを早朝、朝日が昇る中いくつもの気球が飛んでる映像を見たことがある人、そっちの印象が強い人が多いはず。
キノコと言っても様々な種類のキノコがあるが「キノコ岩は何キノコか?」と考えると、形・色etc...検討してもしなくても「松茸」が一番キノコ岩に近い。その他、シメジやエリンギもかなり近い。笠の部分が黒く、竿の部分が白い。笠と竿の関係性を考えると、やはり「松茸」だ。恐らくキノコ岩には毒はないし、なめこのような滑りけもない。
けれども「松茸」よりも「キノコ岩」に似ているものがある。それは「男性器」つまり「男根」だ。笠と竿の関係性がどう考えても、これは勃起した男根。張り詰めた緊張感と反ってそそり立つ凛々しさ。きっとトルコ人も表向きは「キノコ岩」と言っているけれど、地元では「ちんこ岩」「ちんぽ岩」「ちんぽこ岩」「チンチン岩」「チン岩」と世代・地域によって様々に呼ばれているだろう。修学旅行で訪れた男子学生なんかは誰が一番デカイ「ちんこ岩」を見つけられるか競うはずだ。そして自分の息子と比べ、虚しくなり、修学旅行から帰宅後すぐにオナニーに励む。女子大学生なんかは好みの「ちんぽ岩」を探し、写真撮って待ち受けにするかもしれない。「チンチン岩」があれば当然「まんまん岩」もしくは「まんまん穴」もあるはずだ。
キノコ岩は「妖精の煙突」と呼ばれているらしいが、煙突になんか見えない。岩の先端がちょっと尖っているので「妖精のお家」に見えなくもないが。これもつまるところは「妖精のちんこ」なのだ。
キノコ岩の成り立ち
そもそも、なぜそんな形の岩が出来上がったのか?
従来の仮説では
- 上の色の濃い部分(キノコの笠)は溶岩でできた硬い「玄武岩」。
- 下の白い部分(キノコの竿)は「凝灰岩」。
で構成されており、それが風や雨による侵食と長年の歳月によってできたと考えられていた。しかし、近年調査が進み「 キノコ岩はすべて凝灰岩でできている」と解き明かされた。では、すべて凝灰岩だとすると笠と竿の色の違いが生じるのか?その正体は「藻類が上の部分を覆っている」からだ。
キノコ岩の他にもラクダ岩、オットセイ、カタツムリ、サメ、聖母マリアと人々から名前をつけられた岩がある。バラの花びらが咲き乱れるように見えるバラの谷ことクズルチュクール渓谷もある。
いかにも乾燥していて強い風が吹きつけていそうな大地。大地と言っても砂漠のようなサラサラとした砂に覆われていないし、アマゾンのような深い緑もない。あるのはまるで意思を持って、そこに立っているかのような「岩」があるばかりだ。その様々な形をした岩達を見ていると、木や植物と同じように太陽や大地からエネルギーを吸収して成長しているように感じる。
メモ
凝灰岩:
- 火山灰が堆積したもの、簡単に割れる・剝げ落ちる。
- 噴火により高温の火砕流が湿地の水溜りに堆積。
- 熱せられた水は火灰岩からシリカ(石英の成分)が溶け出す。
- 冷えて固まる。
ナル湖:
- 山体を陥没させる大噴火が発生。
- カルデラ(くぼ地)が生まれる。
- そこに雨水・雪解け水が溜まる。
- 火山灰によって埋もれているカルデラは多数存在しているはず。
ギョレメ(町):
- キリスト教徒の聖なる谷=所業の場
- 3世紀後半、ローマ帝国の迫害から逃れたキリスト教徒が住み始めた。
地下都市:
- 凝灰岩を掘って穴を作り隠れ住んだ要塞。
- ローマ帝国や異教徒、アラブ人の侵入に備えた。
end...
それではお先に(失礼します)!!
生(イラストレーター/バイセクシャル)
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