さて、
一体どんな文章を僕は書きたいのか?
「自分にとって本当に切実なことを追求しなければいけない(それ以外のことはどうでもいい)」
著者のphaさん(伝説のニート)が文庫版あとがきにて、経済学者の見田宗介さんから最も影響を受けた点を綴っておられる箇所。
文章を書くときにいつも思い出しているそうです。
「君の描く文章は読んでいて心地よいね」
著者の歌人:鈴掛真さんがお父様から言われて自信が持てた言葉。
読む者の人生を豊かにし、同時に書く者の人生も豊かにすることだ。
著者のスティーヴン・キング(ホラーの帝王)が「小説とは何か」を語った一節。
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2019年内に100記事達成を目標に先月12月はブログをせかせかと書きました。
2020年1月は25記事目標にブログを書きました。
その結果、数をこなす、記事を量産することは書く内容・アイデアを絞り出す良い訓練になりました。しかし、そうすると自分が書きたいことへの時間の密度が薄れてしまうように思いました。
「何を書こうか?」と考える時間が多く、「どうやって書こうか?」と考える時間が減ってしまいました。これは時間の長さでもあり、濃さでもあります。
今後は更新数よりも、1記事に対する濃度を上げたいです。
これはクオリティを上げる、文字数を増やすだけではない。
1記事に対する姿勢の問題でもあります。集中して熱を込めるか、といったような具合。
そもそも、なぜブログを書くのか?
に立ち返る。
それは生活の丁寧なトレースです。
筆者はとにかく記憶力が悪い(これは鼻中隔湾曲症による睡眠時無呼吸症候群によるものだと考えていますが事実は不明)。ブログを書いておけば忘れても読めば一応思い出すことができます。
そして思考の整理です。
日々の中で流れてしまう考えや感情をおざなりにしないで、きっちりとかたどる。
トレース=写し取るだけでも、視界は随分とクリアになります。
「どうやって書こうか?」の方向
「どうやって書くか?」は簡単に語る、答えを出すことは無理です。
書くにあたっての方向性というかステップを筆者なりに打ち出すと・・・・
- 読み返して自分で分かる。
- 読んだ誰かに分かる・伝わる。
- 誰かの記憶に残る。
としてみましょう!
- 読み返して自分で分かる。
書いてて自分のことが分かる。
自分で読み返して分かる。
記録として正確である。 - 読んだ誰かに分かる・伝わる。
読者がいるとして、読者にも分かる、分かりやすい文章である。
書いている内容がほんの少し面白い。 - 誰かの記憶に残る。
書いているの内容が面白い。
文章自体が面白い。
誰か(=読者)の役に立つ。
筆者としては「(1)読み返して自分で分かる」をクリアして「(2)読んだ誰かに分かる・伝わる」のレベルを上げたい。
純度、精度、密度etc...を高めたい。
量産の考えは一旦、寝かせておきます。
end...
それではお先に(失礼します)!!
天貫勇