さて、
年間100作品観るために最低週2で映画を観よう。
記憶力が悪すぎて、フライドチキン並みなんもんでブログを書いています。
2020年7月に観た映画
- 1(水) 狂える悪魔
- 6(月) へレディタリー 継承
- 7(火) 放課後クリームソーダ日和
- 13(月) 地上最大のショウ
- 14(火) アングスト/不安
- 15(水) 少女邂逅
- 20(月) ダークハウス
- 21(火) ファイ
- 22(水) そして誰もいなくなった
- 27(月) ポゼッション
- 28(火) チョコレートドーナツ
- 29(水) 狗神
▼2020年上半期に観た映画の履歴▼
【 また観たい? 】の基準
- YES
◎〜○。
映画。心に残った映画。何度も観て味わいたい映画。- 一度で満足。
○〜△。
嫌いでは無い映画。機会があればまた観れる映画。
誰かにおすすめはできる映画(別に誰にもおすすめしないけど)。- NO
×。
二度観ることは無いであろう映画(必ずしもつまらなかったり、嫌いなわけではない)。- その他
上記の基準には収まらない場合。【 ジャンル 】の基準
簡潔に分かりやすいジャンル分けを心がけています。
1(水) 狂える悪魔
善良な医者が童貞をこじらせて作った自身の薬で破滅する映画。
【 ジャンル:SF・怪奇無声 】
【 また観たい? NO 】
ジキルハイド系の二重人格をモチーフにした映画です。
登場人物の医者の名前は「ジキル」で、彼の悪魔的なもう一方の人格は「ハイド」であるから下敷きというか映画版になるのかもしれません。
こういう場合は大概、二面性の裏の性格、普段の性格の中では出てこない「悪」みたいな方がどんどん暴走して(素面では穏やかで優しんだけどお酒飲んで酔っ払うと手に負えない酒癖の人のように)、基本性格で過ごす時間がほとんど無くなったかと思えば、その人は死んでしまうパターンです。
この映画もそうなんだけれども、「悪」性格がどんどん心身ともに醜くなる姿が、無声映画でありながらゾッとするほどの迫力で伝わってくるので見所です。
*
悪魔ってのはもともと「狂ってる」んじゃないの?と思ってしまう。
けれどもそれは人間から見た一方的な感想であって、悪魔の中には「僕は悪魔としてはいたってまともですけど、2個上の先輩の山田悪魔パイセンは完全に狂ってますよ」と落ち着いた口調でいう者もいるのかもしれない。
すると「狂える悪魔」は結局「人間」のことだよね、というのはちょっと合理的に考えを進めて、結論に急ぎすぎている気がする。
6(月) へレディタリー 継承
【超恐怖】これが現代ホラーの頂点 11.30公開『ヘレディタリー/継承』90秒本予告
おばあちゃんが亡くなった映画。
【 ジャンル: 】
【 また観たい? もしかしたら観るかも 】
『ミッドサマー』を2020年の3月に通常盤とノーカット版を立て続けに観て、えらくショックを受けました。今までの人生の映画体験の中で『ミュウツーの逆襲』と同レベルの記憶に残る作品です。
監督を務めたアリ・アスター氏の他の作品も観たくなったの長編映画監督デビュー作『へレディタリー 継承』を視聴。
「直近50年のホラー映画の中の最高傑作」「21世紀最高のホラー映画」ともラベリングされている本作。そのところは僕にはよく分かりません。
しかし観終わった後の胸糞とは違うんだけれど嫌な感じが残ります。肺の中に未確認の汚染物質がベットリと侵食しているようです。映画全体を包み流れている空気感がなんとも不気味。
ミッドサマーとの共通点
- 家族
- 宗教
- 喪失
そして対象の分からない恐怖とオチ。
母親が模型アーティストだったことに意味があるのだろうか?
21世紀のホラー映画は映画そのものがホラーである。観た人たちを現実に叩きつけるパワーを持っています。「僕たちが生きている今この時代ってなかなかに怖いよね」と恐怖を直視するように仕向ける優しさも兼ね備えています。
『ゲット・アウト』『アス』の監督ジョーダン・ピール氏もその構造を持った映画、つまり21世紀のホラー映画監督に僕の中では該当するわけです。
7(火) 放課後クリームソーダ日和
クリームソーダによって結ばれたJK3人の放課後の映画。
【 ジャンル: 女子同士の青春 】
【 また観たい? 一度で満足。 】
何気ない楽しみがこんなにも大切かと。
13(月) 地上最大のショウ
ショウ(サーカス)映画。
【 ジャンル: エンターテイメント 】
【 また観たい? NO 】
本当にサーカスを見ているようです。
サーカスとはまるで人生です。笑
14(火) アングスト/不安
出所して殺人後、逮捕の映画。
【 ジャンル: シリアルキラー 】
【 また観たい? YES(本当は観たくない) 】
1秒も正常な時間が流れない。ずっと異常。何かに怯えている、まさにアングスト。
僕は観ている途中で気持ちが悪くなったし、家に帰ってからは頭痛がしました。
カメラワークにもその原因があります。
37年前の映画なのに(のくせして)、自撮り棒を使っている様な顔面アップの撮影とドローンを使っているかのような空中浮遊追跡撮影。
そしてその時間のギャップが違和感になりました。
それに追い討ちをかけるのが殺人鬼を演じるアーウィン・レダー氏。
顔つきや立ち振る舞いが今っぽい爽やかなイケメン俳優な感じも胃がムカつく。笑
もう二度と観たくないんだけども『アングスト/不安』にしか無い、ジャンボフランクを腐らせてしまうようなスパイシーな公開をまた味わいたくなってしまうかもしれません。
15(水) 少女邂逅
少女が出会う映画。
【 ジャンル: 青春ドラマ(リアリズム/スーパーナチュラル) 】
【 また観たい? 】
そもそも『放課後クリームソーダ日和』は『少女邂逅』のアナザーストーリー。同じ世界で起きる別々のお話なので関連性はほとんどありません(僕が見逃しているだけかもしれませんが)。
カフカの『変身』を知っているとなるほどとなるかも。
モトローラ世里奈がとにかくイカしてます。
凛としているというのは余りにもありふれた言い方になってしまうんだけれども、僕なんかが手にすることができない、理解することができない強さを感じます。
20(月) ダークハウス
事故物件で降霊術はやっちゃダメ映画。
【 ジャンル: 事故物件・悪魔系ホラー 】
【 また観たい? NO 】
やや典型的 。
21(火) ファイ
暴力的な運命の映画。
【 ジャンル: サスペンス/アクション 】
【 また観たい? 一度で満足。 】
- 悪魔とはなにか?
- 父親とはなにか?
この辺が面白いところです。
ストーリーや見せ方が重過ぎず軽過ぎずにでもしっかりと満腹になります。
ファイ(少年)の成長と活躍が少年ジャンプ的で熱くなりました。
22(水) そして誰もいなくなった
孤島に招かれた罪人(仮)がひとりずつ殺される映画。
【 ジャンル: 孤島でサスペンス/ミステリー 】
【 また観たい? NO 】
27(月) ポゼッション
ガレッジセールで購入した木箱がとんでもなくやばいブツだった映画。
【 ジャンル: 呪いの品物(箱)・悪魔系ホラー 】
【 また観たい? 一度で満足。 】
- ストーリー良し。
- 演技良し。
- 演出良し(消音の使用etc...)
- ムード良し。
28(火) チョコレートドーナツ
家族(ゲイのカップルが自閉症の少年を育てる)の映画。
【 ジャンル: ドラマ 】
【 また観たい? 一度で満足。 】
- ハッピーエンドをせがめ。
- 正義なんてないから戦え。
- 自由なんてないから渇望しろ。
29(水) 狗神
村特有の御家血統映画。
【 ジャンル: 山里でサスペンス/ミステリー 】
【 また観たい? NO 】
- 天海祐希氏の色気。
- 渡部篤郎氏がおじさんになる前のすんごいかっこいい時(ずっとかっこいいけど)。
end...
▼2020年下半期に観た映画の履歴▼
Amazonプライムビデオでほとんどの映画を観ています。
過去記事
www.netritonet.com
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それではお先に(失礼します)!!
ぬっきー
個人的プロジェクト
- 文化的オムニボア・ボヘミアンブロガー。
- 毎週、美術館へ行く(2020年4〜月自粛)。
- 映画鑑賞年間100作品2019年11月〜(週換算約2本)。