ねっとりとネット

ねっとりとこびりついた「ねっとり」をねっとりと、ネットへくっつけるネット。

Written by MICHIRU〜2020年12月号【< ジェイソン・ステイサム、ココアと白玉 >スペース・コインランドリー 図書室 & 視聴覚室】

 

ココアとアーモンドを積極的に摂ってゆこうと思った2020年12月。

しかし、そのうちアーモンドチョコレートに置き換わりそうな予感。笑

 

 

 スペース・コインランドリー図書室 & 視聴覚室

< ジェイソン・ステイサム、ココアと白玉 >

 

今回のシンクロ・ポイントは3つ、小説と映画と日常と妄想の融合。

 

  1. ジェイソン・ステイサム

  2. ココア

  3. 白玉

 

▼「シンクロ・ポイント」についてはこちら▼ 

www.netritonet.com 

 

まずは、① ジェイソン・ステイサム

 12月中に観た『トランスポーター』シリーズと『アドレナリン』に主演し、彼の出演する映画はあまさず観たいと思っているジェイソン・ステイサム。

その彼に似た面立ちの中学生が出てくる『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。音楽部のクリスマス・コンサートでプラチナ・ブロンドのジェイソン・ステイサム風中学生が披露するラップはぜひ聞いてみたい。

 

ja.wikipedia.org

 

 

つぎは、② ココア

 12月から飲み始め、以来ずっと常備しているココアと牛乳。そんな中、丁度ココアを飲みながら読んでいた『みがわり』に出て来たココアを飲む場面。加えて『三度目の恋』にもココアに関する記述が出てくる。 

森永 ミルクココア 300g

森永 ミルクココア 300g

  • メディア: 食品&飲料
 

 

 

そして、③ 白玉

 白玉という猫を妄想で飼い始めて久しい。

『三度目の恋』の中に何度か登場する、白玉というワード。草の上の露だったり、喫茶店の名前だったり。そして「白玉。それは、真珠のことにほかなりません。」という一文を見つけ、我ながらよい名前を付けたものだとほくそ笑む。

 

 

 

【 図書室 】

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わかって下さい (新潮文庫)

わかって下さい (新潮文庫)

  • 作者:藤田 宜永
  • 発売日: 2020/08/28
  • メディア: 文庫
 

  人生の朱夏から白秋に差しかかった男性たちの埋み火のような恋心を綴った6話の短篇集。藤田氏、今年の初めに亡くなられたのですね……。

 

 

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)

  • 作者:岡 潔
  • 発売日: 2006/10/12
  • メディア: 文庫
 

 今の日本を見たらきっとガッカリされることだろう。今の自分には「奈良の良さ」が一番心に残る。

 

 

新編性悪猫 (ちくま文庫)

新編性悪猫 (ちくま文庫)

 

 猫の姿になぞらえて女性を描いているような。母になった喜びのところなんか特に。

 

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
 

 少し前のテレビでロンドン留学から帰国したウエンツ瑛士が「僕は見た目が日本人ではないから、現地で日本人が受けるような差別は受けなかった。」というようなことを言っていたのを思い出した。著者の息子さん自身の言葉で綴られたものを読んでみたいと思った。

 

 

されど家族、あらがえど家族、だから家族は

されど家族、あらがえど家族、だから家族は

  • 作者:山田 佳奈
  • 発売日: 2020/10/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 父の不倫が原因でバラバラになった家族。

認知症になり失踪した父。別居して我関せずの母。父が不在の家に集う長男・長女・次男、それぞれの鬱屈や思い。家族ではない禄朗はまだあの家に出入りしているのだろうか。

 

 

今日はヒョウ柄を着る日

今日はヒョウ柄を着る日

  • 作者:星野 博美
  • 発売日: 2017/07/06
  • メディア: 単行本
 

 初読みがエッセイだと、小説から入るよりもよりパーソナルな感じがする。

初対面の人と会話をしながらどんな人だろうと探ってゆくような心地がする。そしてまだまだこの人の話を聞いてみたいと思った。続けて読んでゆこうと思う。推理パズルに興味あり。

 

 

プール葬 (novella*1200)

プール葬 (novella*1200)

  • 作者:新井 千裕
  • 発売日: 2014/12/19
  • メディア: 単行本
 

 タイトルと装丁に惹かれて読んでみる。

夜間プールの管理員を生業とする男のぬるい日常に忍び込んでくる不穏。男の住むゴミ屋敷のアパートでは次々と猫が死に、ひきこもりの青年、放浪の老人や道連れの猫、かつての恋人などが次々と現れては消えてゆく。出会いと別れを超えてやがて清々しい、そんな読後感。

 

 

エンド・オブ・ライフ (集英社インターナショナル)

エンド・オブ・ライフ (集英社インターナショナル)

  • 作者:佐々涼子
  • 発売日: 2020/04/24
  • メディア: Kindle版
 

 ちょうど家族が入院している時期に読んだのでより身につまされた。

自分事として捉えるとなるようにしかならないような気もするけれど、家族の事となると最善を尽くして本人にとっての最良の道を選びたいと願う。「痛がる患者を放っておいたとしても、医師は責任を問われない。」「主治医がどれだけ人間的であるかが、患者の運命をかえてしまうんですよ」最後は人間と人間の関わり。こういうことに関しての遠慮や我慢は不要だと改めて思う。

 

 

後悔病棟 (小学館文庫)

後悔病棟 (小学館文庫)

 

 患者の気持ちがわからず悩む女医がある日拾った、患者の心の声が聞こえる聴診器。その不思議な力を借りて末期がん患者たちの後悔を取り除くべく、ifの過去を体験させてゆく―。最初は、ん?と思ったけれども、読み進めるにつれて引き込まれる感じで、読後感も悪くない。

 

 

三度目の恋 (単行本)

三度目の恋 (単行本)

  • 作者:川上 弘美
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 単行本
 

 夢と現を行き来する主人公。

これは夢というより前世の記憶のカケラなのでは、と思わせる濃密さ。伊勢物語というモチーフありきなのでいつもの手触りとは若干違う。そして、これからが始まり。

 

 

みがわり

みがわり

  • 作者:青山 七恵
  • 発売日: 2020/10/28
  • メディア: 単行本
 

 駆け出し作家のもとにファンを名乗る女性から、作家と瓜二つだったという亡くなった姉の伝記執筆の依頼が舞い込む。順調な滑り出しかと思いきや一転、誰の語ることが本当で何を読まされているのだろうという展開に。油断大敵。

 

 

老人の取扱説明書 (SB新書)

老人の取扱説明書 (SB新書)

  • 作者:平松 類
  • 発売日: 2017/09/06
  • メディア: 新書
 

今後の自分の為にも親たちの為にも読んでおいて損はない。

 

 

 

【 視聴覚室 】 

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さよなら、ぼくのモンスター(字幕版)

さよなら、ぼくのモンスター(字幕版)

  • 発売日: 2018/02/13
  • メディア: Prime Video
 

 メイクアップアーティストを目指す高校生オスカーの多感に揺れる日々。

小さい頃に目撃したある事件をきっかけにゲイは罪だと思い込み自分の性的嗜好に目を背けながら生きてきたオスカー。バイト先である青年と知り合ったことをきっかけに戸惑いながらも少しずつ自分を解放してゆく。拠り所なく手探りで進んでゆくような日々の中にも希望のあるラストで救われる。

 

 

トランスポーター (字幕版)

トランスポーター (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 プロ・トランスポーター(運び屋)のフランクの壮絶なカー・チェイスと銃撃戦が満載。

自らに課す3つのルール。1)契約厳守、2)名前は聞かない、3)依頼品を開けない。ところが、ある時、彼は依頼品を開けてしまい、思わぬトラブルに巻き込まれる。このシリーズを観ると車を乗り回したくなる。しないけど、できないけど。笑

 

 

Bo 堕ちていく少女 [DVD]

Bo 堕ちていく少女 [DVD]

  • 発売日: 2013/02/06
  • メディア: DVD
 

 平凡な田舎暮らしに退屈しきった15歳の少女の堕ちてゆく日々。

貧しい家庭の美しい少女・デボラ。同じ高校に通う憧れの先輩・ジェニファーに手ほどきを受け、次第に夜の世界に染まってゆく。上手く渡ってゆけていたはずの夜の世界だったが、気づけば取り返しのつかない事態に陥っていた。こういう話は現実にいくらでもありそうで怖ろしい。

 

 

私の男

私の男

  • 発売日: 2015/04/02
  • メディア: Prime Video
 

 桜庭一樹の直木賞を受賞した同名小説の映画化。家族を失った少女と家族を知らない男の果て。

原作小説は何度も読み返すくらい好き、だからそこ映画化は難しいだろうなと思っていたけれど、やっぱりだった。個人的に一番印象的な場面も別の行為に差し変わっていて物足りない。小説が持つあの暗い情熱とか淫靡さとか禁忌とかを白日の下にさらすのは無理なこと。

 

 

トランスポーター2 (字幕版)

トランスポーター2 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 トランスポーター(運び屋)から引退を決意したフランクが再び事件に巻き込まれる。

運転手として上流階級の一人息子・ジャックの送り迎えを引き受けたフランク。そんな矢先、突如女殺し屋が現われ、ジャックが誘拐される。それを発端に殺人ウィルスの存在、大統領暗殺計画などが次々と明らかに。敵役のお姉さんの死に方があっけない。車が前回のBMWから、今回はアウディに。

 

 

アドレナリン(字幕版)

アドレナリン(字幕版)

  • 発売日: 2018/10/19
  • メディア: Prime Video
 

 アドレナリンを出し続けなければ死んでしまうという毒物を注射された主人公の悪戦苦闘。

これってブラックジョーク・コメディ? とにかくアドレナリンを出し続けるために暴走、暴行、強盗、殺人、往来でのセックス、何でもアリ。こんなクレイジーなジェイソン・ステイサム見たことない! クレイジー・ステイサムが持ってる携帯の着信音がとにかくキモチ悪い。笑

 

 

アニー・イン・ザ・ターミナル(字幕版)

アニー・イン・ザ・ターミナル(字幕版)

  • 発売日: 2018/12/12
  • メディア: Prime Video
 

 ロンドン地下鉄駅構内の24時間営業のダイナーでウェイトレスとして働く謎の美女の復讐劇。

マーゴット・ロビー主演・プロデュース。「終点」という名の陰鬱な雰囲気のカフェに集う殺し屋、余命宣告を受けた教師、挙動不審な駅員、素性不明のウェイトレス。撮影地ゆえか異国情緒が漂う映像や色使いが好みの感じ。最後の最後にそうくるんだ、という展開。薄暗い曇りの日に観たい映画。

 

 

カイト/KITE(字幕版)

カイト/KITE(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 1998年の日本のアニメ(OVA)「A KITE(カイト)」をハリウッドが実写化。

少女たちが誘拐され、性の奴隷として売買される荒廃した近未来。両親を殺され、暗殺者として育てられた少女の復讐に取りつかれた日々と予想を裏切る残酷な真実。メインの登場人物たちの名前がおそらく日本語なのだけど、異国の人の口から語られると国籍不明になる感じが面白い。

 

A KITE インターナショナルヴァージョン

A KITE インターナショナルヴァージョン

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

家族の入院などがあり、慌ただしく心ざわめいた12月。新しい年は皆が恙無く過ごせますように。

 

finish

 

 

▼筆者紹介▼

  • a writer:ミチル

  • 属性:Sexually fluid

  • ペット:白玉という名の猫を妄想で飼っている

 

世界のすごいお葬式

世界のすごいお葬式

 

 

 

▼ Written by MICHIRU:過去記事▼     

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Written by NUKKI <パラサイト・コインパーキング編集部>

  記事の掲載ありがとうございました。

 

 

『生と性』

今回、読書は「生命」の生。

映画は「セクシャリティ&セックス」の性。

に導かれているような気がします(映画の「性」は先月ぐらいもだったかしらん)。

だからって、それがユング的にだとか深層心理的にだとか精神分析するわけではありませんが。笑

人間は大概に欲求不満です。笑

 

『プール葬』

そうそう、プール葬で思い出しましたが、僕は「天に召されたいの」で遺体を鳥に食べてもらう「鳥葬」が希望です。

しかしながらもしも、ハゲワシさんたちのお口に合わずに原型を留めたまま、なかなか天に到着しなかったらそうしよう、と思うわけです。

一番は燃やしてもらって灰になったら海にでもばらまいて欲しいです。

(これはどんな心理状況なのだろうか?)

 

ぬっきー

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