本数を観るよりも、回数を観ることに耽溺した、2021年3月の映画感想。
ミチル
- スペース・コインランドリー視聴覚室
- 群像劇に終始した3月。
- これもまたよし。
- finish
- ▼ Written by MICHIRU:過去記事▼
- Written by NUKKI <パラサイト・コインパーキング編集部>
スペース・コインランドリー視聴覚室
< 群像、群像、また群像! >
今回のシンクロ・ポイントは、とにかく「群像」。豪華な顔ぶれ目白押し!
『エクスペンダブルズ エクステンデッド・ディレクターズ・カット』 (2010年/アメリカ)
監督:シルヴェスター・スタローン 脚本:シルヴェスター・スタローン、デイヴ・キャラハム
出演者:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズ、ミッキー・ローク、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーほか
『エクスペンダブルズ 2』 (2012年/アメリカ)
脚本:シルヴェスター・スタローン、リチャード・ウェンク
出演者:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズ、チャック・ノリス、リアム・ヘムズワース、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーほか
『エクスペンダブルズ 3』 (2014年/アメリカ)
脚本:シルヴェスター・スタローン、クレイトン・ローゼンバーガー、カトリン・ベネディクト
出演者:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズ、ウェズリー・スナイプス、アントニオ・バンデラス、ケルシー・グラマー、ケラン・ラッツ、ロンダ・ラウジー、グレン・パウエル、ビクター・オルティス、メル・ギブソン、ハリソン・フォード、アーノルド・シュワルツェネッガーほか
タイトルの『エクスペンダブルズ(The Expendables)』とは「消耗品」のこと。
ニューオーリンズに拠点を置くバーニー・ロス率いるエリート傭兵チーム「エクスペンタブルズ」が次々と舞い込んでくる危険な任務をこなしてゆくアンサンブル・アクション映画シリーズ。
回を重ねるごとに豪華になる出演者陣といや増す混沌度合い。
ジェイソン・ステイサム見たさに観ていた映画ではあるけれど、ジェット・リーもアントニオ・バンデラスも好きだし、ドルフ・ラングレンも気になる。
『ターミネーター』シリーズ(A・シュワルツェネッガー主演)も『ダイ・ハード』シリーズ(B・ウィリス主演)もなんだかんだで結構観ているし、スタローンにおいては『ロッキー』シリーズは全作観ている。ゆえに豪華キャストが入り乱れて巻き起こす混沌さえもまた楽しい。
唯一、残念なのは2作目からジェット・リーの出演がぐんと減ること。調べてみると、彼はこの頃から闘病中とのことで、姿が見られるだけでもありがたい。と思いつつも、やっぱり彼の活躍ももっと見たい。
マッチョの集まりでありながら、BLとして楽しめそうなテイストもちらほら
まず、エクスペンダブルズのリーター的存在のバーニー・ロス(S・スタローン)と彼の右腕的相棒のリー・クリスマス(J・ステイサム)。バーニー・ロスはハーレーを乗りこなすゴリゴリのマッチョでありながら、時折やけに少女チックだったりもする。ロスには妻子はおろか恋人もおらず、いつもひとりで物静か。シリーズの各作で女性に好意を寄せられても、いつも及び腰でかわしてばかりいる。
一方、クリスマスは2作目まで異性の恋人がいるバリバリのヘテロで、腕が立ち、口が悪く、荒くれている。ロスはクリスマスと恋人の付き合いを、やめておけと盛んに止める。クリスマスはロスが若い傭兵を誉めると、俺も凄いぞとすかさず反論する。3作目で一時期離れるこの2人が再開した際〝 I miss you 〟と言い合う場面がある。字幕版では「寂しかった」というニュアンスだったのに対し、吹き替え版では、ロス「恋しかったよ」、クリスマス「俺もだよ」になっている。こっちの方が断然シックリくる。吹き替え版はしっかりその辺りの感じを汲み取っていてステキ。
そして、イン・ヤン(J・リー)とトレンチ・マウス(A・シュワルツェネッガー)。この2人は3作目で自他ともに認めるカップルとなっている。一説には、敵役メル・ギブソンの主義や発言(反LGBTでもある)への配慮ではないかという話もあるようだけれど、この2人がイチャイチャするシーンがやけにハマっていて、微笑ましい。
ここにきて更なるニューカマー
3作目から出演する、アントニオ・バンデラスがまた素敵。その表情はいつも可憐で乙女チック!
単に彼の顔の造作が可愛いからだろうか? バーニー・ロスを見つめるガルゴ(A・バンデラス)の瞳はいつも繊細で好奇心旺盛な小鹿のようにきらめいている。そしてこのガルゴというキャラクターが独特で興味深い。相手かまわず常に喋りまくる。病的に多弁な彼が抱える闇はさぞ深いのだろうと思わされる。ガルゴがあるシチュエーションでロスに言う、静かな「ありがとう」が心に残る。
4作目の噂もある『エクスペンダブルズ』シリーズ、新作を楽しみに待ちたい。
ぬ「『エクスペンダブルズ(The Expendables)』:未視聴。
『ターミネーター』シリーズ(A・シュワルツェネッガー主演):未視聴。
『ダイ・ハード』シリーズ(B・ウィリス主演):未視聴。
『ロッキー』:シリーズ1は観た」
『七つの会議』 (2019年/日本)
池井戸潤による同名小説の映画化。
中堅電機メーカーで起こった不祥事に巻き込まれていく社員たちを描く群像劇。
出演者:野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、藤森慎吾、朝倉あき、岡田浩暉、木下ほうか、土屋太鳳、小泉孝太郎、溝端淳平、春風亭昇太、立川談春、勝村政信、世良公則、鹿賀丈史、橋爪功、役所広司、北大路欣也ほか
狂言師と歌舞伎役者(陣)の対決が見られるという意味では稀有な映画かも。
ぬ「『七つの会議』:未視聴、未読。そもそも出演者が多い本、映画、ドラマが苦手。役を追いきれない。笑」
群像劇に終始した3月。
これもまたよし。
finish
▼筆者紹介▼
- a writer:ミチル
- 属性:Sexually fluid
- ペット:白玉という名の猫を妄想で飼っている
▼ Written by MICHIRU:過去記事▼
Written by NUKKI <パラサイト・コインパーキング編集部>
記事の掲載ありがとうございました!
シリーズ物報告。
『ランボー』:1〜3。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』:全視聴済み。
『トレマーズ』:最新以外視聴済み。
『アナコンダ』:多分全部観てる。
『ラストサマー』:多分全部観てる。
『スクリーム』:多分全部観てる。
『死霊館 アナベル』:多分全部観てる。
『パラノーマルアクティビティ』:多分全部観てる。
他にもあると思いますがひとまず。
しかししかし
『エクスペンダブルズ(The Expendables)』:未視聴
『ターミネーター』シリーズ(A・シュワルツェネッガー主演):未視聴
『ダイ・ハード』シリーズ(B・ウィリス主演):未視聴
の僕の映画鑑賞履歴。
心も体も筋肉質の強い男には惹かれない・・・・んだと思う。残念ながら。
一見弱そうで、かなり問題の抱えている人に惹かれがちです。
*
最近の個人的な消耗品と言えば、「使い捨てマスク」や「箱ティッシュ」や「しょうもない精神」や「無限に感じる時間」はもちろんのこと
「炭酸水」です。
味の付いてないただの気泡の水。
500mlの箱買いして1日1本のペースで飲んでいます。
メーカーにこだわりなし。一番安いやつ。
炭酸水は美容と健康、疲労回復に効果があるとのこと。
もともと炭酸飲料が好きなのでコーラやビールは大好物。しかし夜にコーラを飲むのはカフェインが気になるし、毎日ビールを飲むのは体的にどうかと思うし(飲むとすぐに眠くなるし)。
と言うことで炭酸水をがぶ飲みしております。
ぬっきー