ステイサム作品で始まりステイサム作品で終わった、2021年7月の映画感想。
ミチル
- スペース・コインランドリー視聴覚室
- ジェイソン・ステイサムは特徴のある声をしていると思う。
- 最近では、彼の声はもちろん、彼の映画の吹き替えをしている人の声にまで反応するようになって、自分でもちょっと面白い。
- ▼ Written by MICHIRU:過去記事▼
- Written by NUKKI <パラサイト・コインパーキング編集部>
スペース・コインランドリー視聴覚室
今回のシンクロ・ポイントは
< 復讐心に燃える雄-記憶障害の男と雄のシャチ >
『メメント』/『オルカ』
前者は10分間しか記憶を保てない男が妻を殺した犯人への復讐を誓い、後者は連れ合いのシャチを殺された雄のシャチが人間たちへ復讐してゆく物語。
ぬ「愛かぁ〜〜〜」
『メメント』 (2000年/アメリカ)
クリストファー・ノーラン監督・脚本の異色サスペンス。ホントに異色。
ある日強盗に妻を殺され、その時の頭部損傷が原因で10分間しか記憶を保てない前向性健忘という記憶障害になってしまった保険会社の調査員・レナード。彼は妻を殺した犯人への復讐を誓い、情報をタトゥーとして体中に彫って記憶を繋ぎ止めながら、犯人を追い続けるも、次第に思わぬ展開に―。
モノクロとカラーに分断された映像、遡る時間と進みゆく時間の交錯、レナードの混乱を見ている側にも追体験させるような演出に、アレコレ考えずにもう身を任せて見続けるしかないなという気持ちになる。後に『インセプション』や『テネット』を生み出した監督と知ったらその複雑さも頷ける。
そしてすべてを見届けた傍観(鑑賞)者たちは何ともやり切れない気持ちになること請け合い。
ぬ「未鑑賞。10分しか記憶を保てなくなったら、僕の場合1ヶ月ぐらいで何も思い出せなくなりそうだな。タトゥーでは記録しないし」
『オルカ』 (1977年/アメリカ・イタリア)
タイトルの『オルカ』はシャチの学名であるOrcinus orcaから取られている。
水族館へ売るためにオルカ(シャチ)の雄を生け捕りにしようと船を出した漁師たちが、誤って妊娠中の雌オルカに銛を撃ち、胎児ともども雄オルカの目の前で殺してしまう(このシーンが結構なインパクトで惨殺という言葉があてはまるくらい)。オルカは高い知能と深い家族愛を持つ生きもので、漁師とその漁に関わったすべての人間の顔を記憶し、次々と復讐してゆく。確実に仕留めながら進んでゆくオルカによる復讐劇を見ながらも、敵役の船長・ノーラン(リチャード・ハリス)や海洋動物学者のレイチェル(シャーロット・ランプリング)の船上でのファッションのお洒落さにも気を惹かれる。人間って現金なものだ。
ぬ「未鑑賞。この映画知らなかった。なぜだろう全然そそられない。笑 復讐心を持ち合わせてないからかな?捕食か意味不明に襲われるのが観たいのかも」
ジェイソン・ステイサム2作品。
『メカニック:ワールドミッション』 (2016年/アメリカ・タイ・フランス)
原題/ Mechanic: Resurrection(メカニック: 復活)
自身の存在を消し、静かに暮らしていた殺し屋の元に持ち込まれた成功確率0.001%の暗殺依頼。何の罪もない女性を人質に取られ、やむなく依頼を受けるが、それを完遂しても待つのは死——。
メカニックとは、完璧な事故死に見せかけて暗殺を遂行する精密機器のような凄腕の殺し屋のこと。
W主演なの?という前作とはがらりと変わって、続編の今作はジェイソン・ステイサムの独壇場!
ぬ「未鑑賞。ジェイソン・ステイサムって基本スキンに近い坊主ですよね。笑」
『ワイルド・スピード ICE BREAK』 (2017年/アメリカ)
世界的なヒットを記録したカーアクション『ワイルド・スピード』シリーズの第8弾。
ジェイソン・ステイサム目当てで観る。彼の演じるデッカード・ショウは主人公たちにとって最大の敵であったのだけれど、このあたりから仲間へと変わってゆく。その過程を見るのがまた楽しい。弟思いでママには弱く、そして赤ちゃんの扱いに思いの外長けているコミカルなショウ(ステイサム)の姿が見られて貴重(個人の意見)。今回の敵役のシャーリーズ・セロンがまたステキ。
ぬ「未鑑賞。ワイルド・スピードは一作も観たことないかもです」
ジェイソン・ステイサムは特徴のある声をしていると思う。
最近では、彼の声はもちろん、彼の映画の吹き替えをしている人の声にまで反応するようになって、自分でもちょっと面白い。
▼筆者紹介▼
- a writer:ミチル
- 属性:Sexually fluid
- ペット:白玉という名の猫を妄想で飼っている
▼ Written by MICHIRU:過去記事▼
Written by NUKKI <パラサイト・コインパーキング編集部>
記事の掲載ありがとうございました!
だいぶジェイソン・ステイサム作品を観てますよね。そろそろミルクボーイの漫才「ジェイソン・ステイサム」を作れるんじゃないでしょうか?オカンが好きな俳優を忘れても大丈夫。
彼はサメ映画にも出ていることだし、今度はゾンビ映画にも出て派手に活躍をして欲しい。
ぬっきー 2021/09/05