ねっとりとネット

心、頭、体にねっとりとこびりついた「ねっとり」をねっとりと、ネットへくっつける。読書しろ!映画観ろ!ドンドン THINK!!ドンドン FEEL!!

Written by MICHIRU〜2020年3月号#2【< 儀式/祝祭、そしてリアルとのリンク >スペース・コインランドリー図書室】

  

2月は逃げる、とはよく言ったもので。まさに疾風の如く逃げて行った先月、2月の読書感想まとめ。

 

ミチル

 

 

< 儀式/祝祭、そしてリアルとのリンク >

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今回のシンクロ・ポイントは2つ。

 

① 儀式/祝祭

② リアルとのリンク

 

 

▼「シンクロ・ポイント」について詳細はこちら▼ 

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① 「儀式/祝祭」

誰かの何かを満たすための儀式や祝祭には禍々しさや生贄がつきまとう、だけど?だから?目が離せない。

 

『隠された悲鳴』 ユニティ・ダウ/翻訳:三辺律子

この物語は、ボツワナの儀礼殺人(ある儀式にのっとって、人体の一部を得るために行われる殺人)をめぐる話である。他にもアフリカでは、処女とのセックスによって感染したHIVを払拭できると信じられていたり、アルビノの肉体の一部を手に入れると幸運になれるとの迷信もあるらしく、様々な被害者が生み出されている。迷信とは文化の一部で、その認識を変えてゆくことはとても難しい。

 

『総特集 ヒグチユウコ 指先から広がる魔法― 』 ヒグチユウコ

ボリス雑貨店からの、ミッドサマーと祝祭。ボリス雑貨店はステキな佇まい。

 

 

②「リアルとのリンク」

 エッセイ多めの読書にシンクロはあるのかしら?と思いつつ、しかしそこにも一連の流れ的なものがあったりもする。川上未映子のエッセイの中で語られる多和田葉子と穂村弘。

 

『百年の散歩』 多和田葉子

酔っぱらう。時空や架空を行き交い重ねられる言葉たちに。ふらりと散歩に出たはずがいつの間にか船酔いしている。そんな気分。

 

『世界音痴』 穂村弘

豚年の年賀状がツボ。

 

『世界クッキー』 川上未映子

タイトルと装幀からずっと気になっていた、世界クッキー。手に取ってみれば春の香りを感じるクッキー詰め合わせのような1冊。桜の花と太宰への愛が隠し味。

 

 

その他、読んだもの

 

『生きるか死ぬかの町長選挙』 ジャナ・デリオン/翻訳:島村浩子

チョコチップクッキーとローストビーフサンドウィッチが食べたくなる第3巻。アイダ・ベルとシーリアのひねくれてはいるけれど確固とした信頼関係や黒猫マーリンの登場。今回出番はなかったけれど、ソーサラーの行方も気になる。

 

『かか』 宇佐見りん

「自分がはっきょうしたのか手っ取り早く知りたかったら、満員電車にすわってみれ。ほかの席が満ぱんのぎゅうぎゅうまんじゅうなのにお隣がぽっかしあいていたとしたら、それがおまいのくるったしるしです。」

 

『東京日記1+2 卵一個ぶんのお祝い。/ほかに踊りを知らない。』 川上弘美

「少なくとも五分の四くらいは、ほんとう日記。」のほんとうじゃない五分の一くらいを想像する楽しみ。書けそうで書けないプロ日記。

 

『悪の脳科学』 中野信子

とにかく『笑ゥせぇるすまん』が読みたくなって困る。

 

『野心のすすめ』 林真理子

ぼーっと生きてちゃ自分の野心にすら気づけない。まずは、とことん自分と向き合うこと。

 

 

『わたしたちに許された特別な時間の終わり』 岡田利規

ブッシュがイラクに宣告したタイムアウトが迫る頃、偶然知り合った男女が、渋谷のラブホテルであてどない時を過ごす「三月の5日間」がただただ読みたくて。

 

 

 

finish

 

▼筆者紹介▼

  • a writer:ミチル

  • 属性:Sexually fluid

  • ペット:白玉という名の猫を妄想で飼っている

 

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Written by ISAMU <パラサイト・コインパーキング編集部>

 

寒い冬が終わって、暖かい春を迎えられると思ったら(そう言えば、暖冬になると情報があったが実際のところどうだったのだろう?)、新型コロナウイルスによるなんとも冷たい沈黙の春を迎えることになりました(もちろん毎春恒例のビックイベント「花粉到来」も絶賛実施中なわけで)。

何かに縋り付きたくなり、そんな重苦しい気分を吹き飛ばせるよな「儀式」があっても良いように思います。生贄を捧げる必要がない程度のポップ&ファニー、ラブ&ピースな儀式。アマビエ様を描くのが今の所、儀式的なブームです。

ここはじっと耐え抜いてコロナショック、ウィズコロナを乗り越えましょう。なので「アフターコロナ祝祭」ができることを石鹸でよく洗ってアルコール消毒(orカンファ)した手で祈ります。

 

天貫勇「書評やレビューみたいなカッコイイものじゃ無くて良い」